このピルは地下鉄四ツ橋駅、長堀鶴見緑地線西大橋駅から徒歩圏であり長堀通りに面し、将来的にも期待の高まるビジネスロケーションに位置する。地上8階・地下1階建てのピルは、低層階を「ダイリキ株式会社」の本社、上層階を貸事務所で構成している。 角地に位置するこのビルのファサードは街並みの一角としてのデザインに留まらず、低層階のR壁および跳ね出したグリッドの壁面などにより、ヒューマンスケールでのデザインにも配慮している。また主要外壁材はレンガタイルにタンブル加工を施し、目地処理にも古典的手法を取り組むことにより、素材のもつ質感をより豊かにしている。 構造計画は、施工性・機能性・経済性・デザイン性を総合評価し、RC連続壁柱構造および、PRC染工法を採用した。これにより可能とした大スパンは無柱空間を確保しフレキシブルなオフィスレイアウトに対応できている。桁行方向の重厚な壁柱が、この構造体を構成し、南北面を全面開放することにより明るく品格のあるオフィス空間を提供している。 本社ロビー・ホールには3層吹き抜けのアトリウムに緩やかな階段を設け、訪問者に本社機能をオープンにすると同時に、執務空間の活性化を図り、EVホールは南面ガラスカーテンウオールからの採光により、快適性を向上させている。
このピルは地下鉄四ツ橋駅、長堀鶴見緑地線西大橋駅から徒歩圏であり長堀通りに面し、将来的にも期待の高まるビジネスロケーションに位置する。地上8階・地下1階建てのピルは、低層階を「ダイリキ株式会社」の本社、上層階を貸事務所で構成している。 角地に位置するこのビルのファサードは街並みの一角としてのデザインに留まらず、低層階のR壁および跳ね出したグリッドの壁面などにより、ヒューマンスケールでのデザインにも配慮している。また主要外壁材はレンガタイルにタンブル加工を施し、目地処理にも古典的手法を取り組むことにより、素材のもつ質感をより豊かにしている。 構造計画は、施工性・機能性・経済性・デザイン性を総合評価し、RC連続壁柱構造および、PRC染工法を採用した。これにより可能とした大スパンは無柱空間を確保しフレキシブルなオフィスレイアウトに対応できている。桁行方向の重厚な壁柱が、この構造体を構成し、南北面を全面開放することにより明るく品格のあるオフィス空間を提供している。 本社ロビー・ホールには3層吹き抜けのアトリウムに緩やかな階段を設け、訪問者に本社機能をオープンにすると同時に、執務空間の活性化を図り、EVホールは南面ガラスカーテンウオールからの採光により、快適性を向上させている。