石橋清志建築設計事務所

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COLUMN

設計の工夫①
2024年5月22日

コンセントやスイッチプレートなどの機能的な要素は、生活空間において不可欠な存在ですが、 視覚的なノイズとなることがあります。特に、明確なコンセプトを持つ空間において、 これらの要素が目立ってしまうことは避けたいものです。

我々が改修工事として設計した E-HOUSEでは、不規則に交差する金属と革張りの壁面に対応するため、 同じ金属素材のプレートを加工してスイッチプレートとしました。 これにより、スイッチがデザインの一部として溶け込むようになっています。

L邸事例写真

DANSK MØBEL HUSでは、和のイメージを基にした土壁のような素材感を壁に持たせており、 この壁面にスイッチプレート類を取付けると視覚的な違和感が生じてしまいます。 そこで壁の仕上げに馴染むプレートを用いて壁面との調和を図りました。 また、使い勝手に支障のない範囲でコンセントを巾木に埋込ませて存在感を持たせない工夫をしており、 既製品の機器類を採用しても取付位置を工夫することで、それが空間に馴染むデザインを実現しました。

L邸事例写真

このように細部への配慮を惜しまず、デザイン性と機能性の両方を満足できる空間を目指し、日々工夫を重ねています。

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